決算発表、上方・下方修正について

1月の下旬より決算発表の文字を多く目にすることとなりました。決算発表とは何なのか自分なりに調べてみました。

決算発表とは?

企業が1年間の業績、将来の見通しを発表します。業績とは、1年間の収入や支出を計算し、利益や損失を計算、決定します。

・本決算:1年間の業績

・中間決算:6ヶ月後の業績

・四半期決算:3か月ごとの業績

重要な情報は何?どこに注目?

業績に関する様々な情報が掲載されており、どこを見ればよいか迷います。私自身は、下記の所に注目します。

1.売上:今期の予想に対しての進捗状況、前年との比較(前年比何%)

やはり、売上は重要です。会社が立てている予想に対して、どのくらいの進捗で進んでいるのか?計画通りなのか、進んでいるのか?遅れているのか?差があった場合の原因は何か?を確認すると、今後、達成可能かどうか判断しやすいです。

2.利益:今期の予想に対しての進捗状況、前年との比較(前年比何%)

利益も重要ではないでしょうか?売上が達成できても、利益が伴わなければ、企業の評価に繋がらない場合があります。企業は、利益を出してナンボの世界みたいなところがありますので。これも、会社発表の数字と比較します。

3.将来予想(通期の予想)やコンセンサス(市場関係者や専門家の予想)、四季報のコメントとの差

上記、2つを見ていくと、たまに、大きくずれている企業もあります。また、自分がマークしている企業が、どれくらい評価されているのかを客観的に見れます。企業の中には、過小・過大評価しすぎている企業もありますので、第3者の目で見た評価も見ます。また、企業は、修正を出さないが、こういった第3者の目からみて、大幅に触れそうな事も分かります。企業だけの情報ではなく、第3者の情報も確認します。

 

○決算発表後の株価は、どう動く?

結論を先に言うと、「誰も分からない」というのが、本音でしょう。人によって同じ情報でも、捉え方が違いますので。「大幅」についても、人によって違うため、ある人は、予想以上、でも、ある人は、想定内という結果になります。結局は、美人投票なので、多くの人が思った方向に流れるでしょう。

誰も分からない理由に、良い決算を発表し、次の期の業績も良くなると決算発表した企業の株価が、下がる事があります。理由は、それまでの株価に「良くなる」という事が、「折り込まれている」からです。良くなる事を前提に、決算発表まで、上昇して来た為、発表後は、予定通りという事で、利益確定売りに押され、下落する。という、流れです。

但し、そうやって上がってきた株価も決算発表で「良くなる」の想定以上の内容であった場合、更に、上昇します。難しいのは、予想・想定通りなのか、それ以上なのかの判断です。一般的には、コンセンサスや四季報などの情報を基準にしますが、それでも、外れる場合もあります。

なので、「誰も分からない」という結論になります。

○決算後のパターン

・上昇してきている株価→「良い決算発表」→更に、上昇 (想定以上、好感触)

〃      →「良い決算発表」→下落 (想定通り、想定以下)

・下落している株価→「悪い決算発表」→上昇 (材料出尽くし、好感触)

〃    →「悪い決算発表」→更に、下落 (想定通り、想定以下)

○上方・下方修正

決算発表時や期の途中に修正発表が行われることがあります。

年間の業績予想に対し、大幅なズレが発生する際に、発表されます。

売上高10%以上、利益30%以上の変動がある場合に、行われます。(上方・下方共に)

こういった、発表が出た後は、株価は変動しやすくなります。この企業の業績が良いのではないかなど薄々気づいてはいたが、確証は持てなかった所、修正情報が出る事で、確定される。という事になります。

○自社株買い

自社の株を市場から買い付ける事ですが、これも株価の上昇に繋がるといわれています。自社の株を買い、流通する株が減る事で、需給が改善。また、利益は変わらない為、1株当たりの利益率は高くなります。自社株買いを発表した企業の株は、上がりやすいとも言われています

○増配

増配は、前回の配当より今期の配当額が増加することですが、増配を発表した企業の株の上がりやすいといわれています。利回りを重視する方、企業の好調ぶりを評価する方と様々な意見がありますが、比較的好調の印と受け取られているのではないでしょうか?但し、悪い増配もありますので注意が必要です