通貨ペアの特徴と攻略法についてまとめてみました。
1.ドル円
ドル円の主な変動要因
①日米政策と金利差
アメリカのFOMCや日銀の金融政策の発表では長期のトランドを転させせ事も有ります
金融政策の発表には注意が必要です
②米国の経済指標と政府の介入
アメリカの経済指標の発表時だけではなく、政府の発表にも注意が必要です。
トラック大統領が、「現在の円は安い」円安発言をしたとき、一気に円高に振れました。
勿論、口先介入も有りますが、効果は見られます
2.ユーロ/ドル
ユーロドルの主な変動要因
①アメリカの金融や経済の動向
ドルの避難通貨として、ドルが売れる時はユーロ買いが集中する事が多々見られます
②ECBの金融政策と要人発表
ECBの金融政策やドラギ総裁の発言により、トレンド変換の可能性もあります
現在は、ユーロ高をあまり好きではない発言が多々見られます
こういった発表にも注意が必要です
③ユーロ圏各国の政治や経済、英国ポンド
ユーロ圏各国の政治・経済によっても同様になります
ドイツのメルケル政権の不安、ヨーロッパのファシズム思想の台頭、イギリスの離脱交渉
少し前に、ギリシャックなど各国の問題が浮上するたびに、ユーロ不安が付きました
3.ユーロ円
ユーロ円の重要な変動要因
①ユーロ圏の政治や経済
②ECBの金融政策、要人発表
③アメリカの動向
ユーロドルやドル円の内容と変わりませんが、ユーロドルとユーロ円は、殆ど同じような動きが見られます
基本的には、ユーロドルを主体的に見て行きます
4.ポンドドル/ポンド円
ポンドの主な変動要因
①BOEの金融政策、政治・経済情勢
ユーロ離脱が決まり、その交渉の内容など重要な場面が今後も発生します
また、独立問題などクスぶっている問題も多いのが、特徴です
②ユーロ圏各国の動向
③中東勢の動向
中東勢のオイルマネーは、ロンドンを経由して投資が行われます
その為、ロンドンには巨額の資金が流れ込みます
ポンドの動きを複雑にしている
④英国経済指標
ポンドは、値動きの激しいのが最大の特徴です。
特に、日本時間の朝8時に発表されるライトムーブ住宅価格、15時のネーションワイド住宅価格は、重要指標です
5.豪ドル円
豪ドル円の主な変動要因
①政策金利
高金利通貨として投資通貨とトレード通貨の両方の特徴を持ちます
RBAの金融政策の発表には注意が必要です
②コモディティー価格(原油、金、食料など)
オーストラリアは、資源国の代表ですが、同時に農業大国でもあります
コモディティー価格の影響を大きく受けます。動向に注意が必要です
③世界景気、特に中国経済・アメリカ経済
オーストラリアの最大の輸出国は、中国です。
中国の経済指標の動向で、乱高下します。
また、アメリカの動向に影響されやすい一面が有ります
NY株の上昇によりリスク志向が高まると豪ドルが買われる傾向が有ります
6.スイスフラン円
スイスフラン円の主な変動要因
①有事のスイスフラン
安全通貨と言われている為、有事のリスク回避の際に変われる事が、しばしばあります。
テロ事件や戦争勃発など有事に買われる傾向が有りますが、長期化はしません
②スイスキャリー取引
低金利通貨の為、スイス通貨を売って高金利通貨を買うスイスキャリーが多く見られます
③ユーロの影響
貿易相手はユーロが大きく占めており、輸入は約80%、約輸出は60%
スイスは、自国通貨がユーロに対して強くなる事で輸出に大きな影響を及ぼす事から、頻繁にスイス売り介入を示唆します
7.カナダドル円
カナダドル円の主な変動要因
①コモディティ価格
カナダも世界屈指の資源国の為、原油などのコモディティ価格に影響されます
②アメリカとの関係
アメリカ経済とは、切っても切れない関係です
アメリカへの輸出は、輸出の4/5以上、輸入は2/3を占めています
米ドルが買われる時は、それ以上に買われ、米ドルが売られる時は、それ以上に売られます
③アメリカ経済
密接にかかわっている為、NY株価が上昇するとリスク志向から原油などが上昇し、カナダドルも上昇。
反対にNY株価が下落するとリスク回避からカナダドルも売られる傾向にあります
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